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Windows 10/11版Clash Verge Revのインストール方法|初回起動からスタートアップ設定まで

Windows版のインストーラー選びから初回起動、サブスクリプションの追加、システムプロキシ・サービスモードの設定まで解説。セキュリティソフトの誤検知やポート競合への対処法も紹介します。

インストール前に確認すること:OS・アーキテクチャ・設定ファイルの入手元

Clash Verge RevはGUIクライアントで、通常はmihomoコアを使ってプロキシ接続、DNS、ルールによる振り分けを処理します。クライアントをインストールすると実行環境は整いますが、プロキシノードを利用するには有効なサブスクリプション、または自分で管理する設定ファイルが必要です。クライアントのインストーラー、サブスクリプションURL、ノードサービスはそれぞれ別のものです。

この記事ではWindows 10/11のデスクトップ環境を対象に説明します。最低システム要件、インストーラー名、設定項目の配置はリリースごとに変わる場合があるため、ダウンロード前に該当バージョンのリリースノートを確認してください。以下では画面上の項目を「サブスクリプション」「プロキシ」「設定」と表記します。英語表示ではそれぞれProfiles、Proxies、Settingsにあたります。

インストーラーを選ぶ

  1. Windowsの「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開き、「システムの種類」を確認します。Intel/AMD搭載の一般的なPCではx64版を選び、ARM搭載端末では配布元が提供するARM64版を選んでください。
  2. クライアントのダウンロードページを開き、Clash Verge RevのWindows版を選んでから、対象のリリースが対応するOSとプロセッサアーキテクチャを確認します。
  3. インストーラーを保存してから実行します。WebView2 Runtimeが見つからないというメッセージが表示された場合は、案内に従ってMicrosoft Edge WebView2ランタイムをインストールし、クライアントを起動し直してください。

初回起動:インストールとアクセス許可の確認

インストーラーをダブルクリックし、セットアップウィザードでインストール先を選んでインストールします。初回起動時は通常のユーザー権限で使い、「常に管理者として実行」を既定にする必要はありません。サブスクリプションの管理やシステムプロキシの基本機能は、通常、アプリ全体を常時管理者権限で動かさなくても利用できます。

  1. Clash Verge Revを起動し、メインウィンドウが正常に表示され、通知領域にクライアントのアイコンがあることを確認します。
  2. 「設定」を開き、現在のバージョン、ミックスポート、サービスモードの状態を控えておきます。あとで問題を調べる際に役立ちます。
  3. 「ログ」を開き、設定ファイルの解析エラーやポートのリスニング失敗が繰り返し記録されていないか確認します。
  4. Windowsファイアウォールのネットワークアクセス許可が表示されたら、実際の利用環境に合わせて許可します。自分のPCだけで使う場合、プロキシを共有するためにパブリックネットワークへのアクセスを追加で許可する必要はありません。

Windows SmartScreenの評価に関する警告と、セキュリティソフトによるマルウェア検知は別のものです。警告が表示されたら、まずダウンロード元、発行元の情報、該当リリースの説明を確認してください。入手元を確認できない場合は実行を中止します。セキュリティソフトがファイルを隔離した場合は、リアルタイム保護を無効にせず、「Windows セキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」→「保護の履歴」で検出内容を確認してください。

ウィンドウは開くが、画面が真っ白

通知領域からクライアントを終了し、再起動します。それでも画面が真っ白な場合は、WebView2ランタイムが正常か、Windows Updateが完了しているか、セキュリティソフトが画面表示コンポーネントをブロックしていないか確認してください。異なるバージョンを何度も続けてインストールせず、まず設定をバックアップしてから、該当バージョンのトラブルシューティングに沿って実行環境を修復します。

サブスクリプションを追加:設定を選んでからノードを選択

サブスクリプションURLにはアカウントのトークンが含まれることが多いため、パスワードと同様に扱ってください。URL全体を公開ログやスクリーンショットに載せたり、オンラインの設定変換サイトに入力したりしないでください。配布元がClashまたはmihomo形式に対応していることを確認してから、クライアントに追加します。

  1. 「サブスクリプション」画面を開き、URL入力欄にアドレス全体を貼り付けて「インポート」をクリックします。バージョンによっては「新規作成」から追加します。
  2. リモートのデータがダウンロードされるまで待ち、設定カードが作成されたことを確認します。インポートに失敗した場合は、すぐにシステムプロキシを変更せず、HTTPステータスコードと解析エラーを確認してください。
  3. 設定カードをクリックして、使用する設定として選択します。リストに設定が表示されていても、コアで有効になっているとは限りません。
  4. 「プロキシ」画面を開き、動作モードを「ルール」に設定します。外部サービスへの接続に使うプロキシグループを展開し、利用可能なノードを選択してください。
  5. 遅延テストを実行してから、実際に利用するWebサイトへアクセスし、「接続」画面で適用されたルールと接続先を確認します。

遅延テストが成功しても、確認先に接続できたことを示すだけで、すべてのWebサイト、ストリーミングサービス、UDP通信が使えるとは限りません。テスト結果が表示されるのにWebページを開けない場合は、プロキシグループの選択、DNS、対象サイトの接続ログを確認してください。

更新に失敗したときの確認手順

  • 401または403:サブスクリプションのトークン、有効期限、サービス提供元の利用制限を確認します。何度も更新をクリックしても、認証の問題は解決しません。
  • タイムアウトまたはドメイン名の解決失敗:PCのネットワーク接続とサブスクリプションのドメインを確認します。プロキシ経由で更新する設定の場合は、現在のノードに接続できることを先に確認してください。
  • YAMLの解析エラー:取得した内容が設定ファイルであり、ログインページやエラーページ、未対応のノード一覧ではないことを確認します。

サブスクリプションを更新すると、リモートの設定内容が置き換わる場合があります。長期的に維持したいカスタムルールは、利用中のクライアントが対応するオーバーライドや拡張設定の仕組みを使い、事前に説明を確認してください。リモート設定の本文を直接編集すると、次回の更新で変更が失われることがあります。

システムプロキシ:ブラウザーで最初の動作確認

初期設定ではシステムプロキシを使い、TUN、ブラウザーのプロキシ拡張機能、別のVPNを同時に有効にしないことをおすすめします。確認する要素を減らすと、「コアが起動していない」「アプリがプロキシを使っていない」「ノードが利用できない」のどれかを切り分けやすくなります。

  1. クライアントで「システムプロキシ」をオンにし、動作モードは「ルール」のままにします。
  2. Windowsの「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」を開き、手動プロキシがローカルのリスニングアドレスを指しているか確認します。
  3. クライアントに表示されているポート番号を使ってください。たとえばミックスポートが7897の場合、アドレスは通常127.0.0.1、ポートは7897です。他のガイドに記載された7890をそのまま使わないでください。
  4. ブラウザーのプロキシ管理拡張機能を一時的に無効にし、ブラウザーを閉じてから再度開き、対象のWebページにアクセスします。
  5. クライアントの「接続」画面に戻り、リクエストが表示されているか、最終的に直接接続とプロキシノードのどちらを使ったか確認します。

ターミナルから個別に確認する

Windowsのシステムプロキシ設定を参照しないコマンドラインアプリもあります。PowerShellでプロキシを明示して、アプリからローカルのリスニングポートまで接続できるか確認できます。以下ではミックスポートを7897としています。実行前に、設定画面に表示されたポートへ置き換えてください。

Test-NetConnection 127.0.0.1 -Port 7897
curl.exe --proxy http://127.0.0.1:7897 --head --max-time 15 https://example.com/

TcpTestSucceeded : Trueは、そのポートへのTCP接続が確立できたことを示すだけで、リモートノードが必ず使えるという意味ではありません。2つ目のコマンドでHTTPエラーが返った場合も、クライアントの接続履歴と照らし合わせて、リクエストがプロキシを通ったか確認してください。タイムアウトする場合はノードとルールも確認します。ここでのコマンドは接続確認用であり、実測速度を示すものではありません。

サービスモードとTUN:必要な場合に有効化

システムプロキシは、OSのプロキシ設定に従うアプリに適しています。ゲーム、一部のランチャー、コマンドラインツール、自前でネットワーク接続を行うプログラムは、システムプロキシを経由しない場合があります。TUNモードは仮想ネットワークインターフェースを使い、ルーティング条件に合う通信を取り込みます。より広範囲をカバーできますが、ルーティング、DNS、他のVPNとの互換性にも注意が必要です。

サービスモードの設定手順

  1. 「設定」を開き、「サービスモード」の項目を探します。利用中のバージョンでサブグループ内に配置されている場合は、画面の表示に従ってください。
  2. サービスをインストールするボタンをクリックします。Windowsユーザーアカウント制御の確認画面が表示されたら、プログラムの入手元を確認してから許可します。
  3. サービスの状態がインストール済み・実行中になったことを確認してから、「サービスモード」をオンにします。インストール後に自動で有効になるバージョンもあるため、表示される状態を確認してください。
  4. TUNを使う場合は「TUNモード」もオンにし、ログで仮想インターフェース、ルート、DNSの初期化エラーがないか確認します。

サービスモードは、コアの管理など、より高い権限が必要な処理をバックグラウンドサービスで実行するための機能です。システムプロキシとは別の機能であり、TUNが有効になるわけでもありません。サービスのインストール成功だけで、すべてのアプリの通信が取り込まれていると判断しないでください。

用途優先する設定確認場所
ブラウザーでWebページを閲覧システムプロキシとルールモードWindowsのプロキシ設定、クライアントの接続画面
ターミナルから一度だけリクエストプログラムのプロキシ指定オプションコマンドの出力、ローカルのミックスポート
システムプロキシを使わないアプリ必要に応じてTUNを有効化コアのログ、ルーティング、DNS
管理者権限が必要な機能を継続して使うサービスモードをインストールして有効化クライアントのサービス状態

TUNを有効にした後、社内ネットワーク、プリンター、LAN上のサービスに接続できなくなった場合は、まずTUNをオフにして状態を比較し、ローカルネットワーク向けの除外ルールと他のVPNを確認してください。設定を把握しないまま、システムルートを変更するソフトを複数同時に有効にしないでください。UDPが使えるかどうかは、ノードのプロトコル、サーバー側の対応、ルールにも左右されます。TUNをオンにするだけでは、これらの条件は満たせません。

スタートアップ設定:画面・コア・プロキシを個別に確認

「スタートアップ」は通常、ユーザーがWindowsにログインした後にクライアントを起動する設定です。バックグラウンドサービスの起動タイミングとは異なります。サービスが動作していても、GUIが起動して選択中の設定を読み込んでいるとは限りません。設定後は必ずPCを再起動して動作を確認してください。

  1. 「設定」で「スタートアップ」をオンにします。デスクトップにウィンドウを表示させたくない場合は、利用中のバージョンにサイレント起動や起動時に最小化する設定があれば、合わせて有効にします。
  2. Windowsの「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」を開き、クライアントのスタートアップ項目が無効になっていないか確認します。タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」でも確認できます。
  3. 動作確認済みの設定とプロキシグループの選択を維持します。TUNを使う場合は、サービスモードが正常に動作していることを確認してください。
  4. PCを再起動してログインします。デスクトップと通知領域が読み込まれるまで待ち、クライアントが起動したか、コアが動作しているか、設定が適用されているか確認してください。
  5. 対象のWebページにアクセスし、「接続」画面で接続先を確認します。システムプロキシを使う場合は、Windows側のプロキシアドレスとポートも確認してください。

スタートアップ項目があるのに起動しない場合は、まずセキュリティソフトの記録、インストール先の変更、クライアントのログを確認します。最初からタスクスケジューラに別のタスクを作成すると、二重起動してポート競合が起きることがあります。Windowsの「再起動可能なアプリ」機能で前回終了していないウィンドウが復元される場合もあるため、クライアントのスタートアップとは区別してください。

よくあるトラブル:ログを手がかりに切り分ける

ポート競合:「address already in use」が表示される

ほかのプロキシクライアントを終了してから、ローカルポートのリスニング状況を確認します。以下では引き続き7897を例にします。このコマンドを実行すると、該当ポートを使用しているプロセスIDが表示されます。

Get-NetTCPConnection -LocalPort 7897 -State Listen |
  Select-Object LocalAddress, LocalPort, OwningProcess

タスクマネージャーの「詳細」タブでPIDからプロセスを探します。用途を確認してから、該当するアプリを通常の方法で終了するか、Clash Verge Revの設定でミックスポートを変更し、システムプロキシを再度有効にします。正体のわからないシステムプロセスを強制終了しないでください。リスニング情報が表示されない場合は、ポート予約や権限エラーの有無も確認します。出力がないことだけでコアが正常だとは判断できません。

クライアントを終了するとブラウザーがインターネットに接続できない

Windowsの「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」を確認します。手動プロキシが127.0.0.1を指したままクライアントが終了している場合は、手動プロキシをオフにしてください。通常はクライアントの「システムプロキシ」をオフにしてから、通知領域のメニューで終了します。異常終了後にプロキシ設定だけが残るのを防げます。

サービスのインストールに失敗する/TUNを起動できない

サービスのインストール時に表示されたエラーを記録し、管理者の許可があるアカウントか、サービス関連コンポーネントがセキュリティソフトに隔離されていないか、ほかのVPNが動作していないか確認します。まずシステムプロキシを使える状態に戻してから、サービスモードとTUNを個別にテストしてください。サービスを削除する場合は、クライアントの設定にあるサービスのアンインストール機能を優先して使い、正体のわからないサービス項目を手動で削除しないでください。

問い合わせ前にまとめておく情報

  • Windowsのバージョン、クライアントのバージョン、コアのバージョン、インストーラーのアーキテクチャを記録します。
  • 動作モード、ミックスポート、システムプロキシ、サービスモード、TUNのオン/オフ状態を記録します。
  • エラー発生前後の必要なログだけを抜き出し、サブスクリプションのトークン、アカウント情報、ノードの認証情報を隠します。
  • 問題を再現できるか、TUNをオフにした場合や他のプロキシソフトを終了した場合にどうなるかを記載します。

基本の接続が確認できたら、カスタムDNS、ルールのオーバーライド、LAN共有を一つずつ追加してください。一度に変更する項目を一つにし、元に戻せる方法を確保すると、複数の設定を同時に変えるより問題を切り分けやすくなります。一般的な確認手順はトラブルシューティングガイドを、プロキシグループ・ルール・TUNの違いは用語ガイドをご覧ください。

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